8年ぶりの砂原良徳さんが表紙で話題のサンレコ

8年ぶりの砂原良徳さん(インタビューがかなり面白かったので今度感想書くかも)が表紙で話題のサンレコは、まりん復活ってだけではなくて、目玉としてケン・イシイ提供の音素材を使ったトラック制作コンテストもあるのだ。
内容的には3曲分のマルチ素材が提供されそのサイズも200MBもあるそうだ。また、最優秀者は誌上で対談出来るという情報(http://natalie.mu/news/show/id/18615)もあり、結構本気で開催してくれている感じがある。

  • 追記:対談は無くなったようだ。サンレコにはそういったことは一切書いてなかった。

以前に行われた、同じくMy Spaceが絡んだテイ・トウワのREMIXコンテストのときは結果発表がサンレコ紙面にのるという告知が締め切り後に予告無く消されて、そっけないテイ・トウワ氏のコメントだけで終了という感じだったのでなんだかとても残念だった。
要するに良いトラックが集まらなかったということなんだろう。

なぜ良いトラックが集まらないかというと、今はネットのいろんなところで自由なトラックの発表の場があって、わざわざしばりのあるREMIXコンテストに応募しなくても評価してもらえるからだ。ネットが普及する以前はREMIXコンテストが評価してもらえたり世に出る滅多に無い機会だったから優秀な人も集まった。

ネットのある時代にREMIXコンテスト的なことを行って盛り上げるのは難しいんだろなあ。

逆にいうと、みんなが求めているサウンドをネットのどこかで発表すればいつのまにか話題になり大勢の耳に入るようになった。

PCで作れるようになってから機材面ではプロとアマという差はなくなった。
だからみんなの興味はますます他のトラックメイカーが何をどうやって使っているかという情報に向かっている。
雑誌に載っている有名アーティストの情報だけでは足らない。YOUTUBEやBLOGの情報ももっともっと欲しい。
全てのトラックメイカーは制作手法や経験談を公開するべきだ。

制作手法の公開はいろんな意味で勇気がいるが、本当は生まれ持った感性と今まで経験してきたり考えてきたりした時間の量で差がつくので、制作手法や経験談を公開したところでオリジナリティの核心が盗まれる心配はない。自分も少しでも何か情報が欲しいのでBLOGをやっている。