DAWは音をクリアにするためには便利だが、音楽的な味のある音を作るのは難しい。

今回のREMIXコンはAKAI MPC1000とROLAND JUNO106とCASIO FZ-10MとENSONIQ ASR-Xで作ることにした。
前回の坂本龍一、前々回のTOWA TEIの時はMacBook(Ableton LIVE 8)だけで作った。
もともと、93年頃音楽を作り始めたときYAMAHA QY-20とCASIO FZ-1とカセットMTRとギター用マルチという機材だった。
Ableton LIVEで曲を作っていても、いまだにCASIO FZ-1でサンプリングしたときの独特の音の劣化具合が記憶に残っていてプラグインを駆使してもそれは再現出来ない。同じくカセット・テープに録った時の音の変化も再現出来なかった。そんなようなことを考えて、今回は古い機材を使ってテクノを作ってみることにした。

今日ちょっとセッティングして作業してみたがすごくいい感じの感触だった。マウスやトラックパッドを使わずにボタンやダイヤル操作だけで行う作業は手にしっくりくる。

音作りも楽だ。古いサンプラーでサンプリングするだけで音がまとまる。人間の耳は、ぼやけたような音や歪んだ音が音楽的に聴こえるようだ。
DAWは音をクリアにするためには便利だが、音楽的な味のある音を作るのは難しい。